
Title
REIWANO
Category
熊手
Date
2026.2
熊手は古くから使われている道具ですが、
現代の住環境には合わない見た目と、修理の難しさがあります。
燻し竹とアルミ構造で、未来に残すための熊手を再設計しました。
課題
小学生の頃、私は校庭の掃除で落ち葉を集める際に、よく熊手を使っていました。
同級生に話しても、多くの人が同じ経験を持っています。
竹でつくられた熊手は、竹を曲げて成形する高度な職人技術によってつくられています。
竹ならではのしなりは掃除のしやすさにもつながり、今もなお使われ続けている理由のひとつです。
しかし、新しい住環境ではあまり見かけません。
昔ながらの形は機能的である一方、
現代のインテリアにはなじみにくい側面があります。
また、破損した際の修理は職人の紐結びに頼る部分が大きく、
気軽に直せる構造ではありません。


現代に残すためのデザイン
そこで、
燻し竹とアルミ構造を組み合わせ、
未来にも選ばれる熊手をデザインしました。
竹製の自転車を参考に、
本来の明るい竹を燻すことで、落ち着いたシックな色味へと変化させ、
現代の住空間になじむモダンな印象へと再構築しました。
修理のしにくさについては、
従来の紐で固定する構造を見直し、
アルミフレームによるパーツ分解・交換が可能な設計に変更。
竹が折れても、部分的に交換できる仕様としています。

また収納面では、
持ち手の先端にマグネットを内蔵し、
壁面に固定できる構成としました。
屋外に置いても違和感のない、見せる収納を想定しています。
最後に
今回の制作を通して熊手の作り方を調べ、
YouTubeで製作工程を見た際、
その職人技術の高さに驚かされました。
竹は安価で、処分もしやすい自然素材です。
熊手はその特性を活かした、
昔から受け継がれてきた道具です。
この道具を現代に合わせてアップデートすることで、
これからも選ばれ続ける掃除道具へ。
熊手が未来にも残る存在になれば、うれしく思います。
作品について感じたことを、ぜひお聞かせください。
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